シーズンスタート
今シーズンは8月末のビアリッツでのコンサートからスタートしました。元々デュダメルが振る予定でしたが、急な辞任によりビシュコフが代わりに振る事になりました。
コンサート当日に移動し、次の日の朝には帰京(?)という強行スケジュールで、自由時間も3時間だけしかなかったのであまり期待していなかったのですが、パリの肌寒くグレーの空から移動すると、真っ青な空の下、引き込まれそうなブルーの海が広がっていたのでした。一気にテンションが上がり海岸沿いをお散歩すると、水着を着た同僚がチラホラと…これだけ少ない時間しかないのに、しっかりと水着を持ってきて楽しむ彼らの姿は逞しく、さすがはフランス人と改めて感心させられました。
コンサートは隣町のSt. Jean du Lutzという所の教会で行われました。オーケストラが演奏するにはかなりサイズが小さく、残響も多めで難しい場所ではありましたが、ロンドンのリバティのデパートを思い起こす木で作られた内部と青くライトアップされた幻想的な祭壇は本当に美しい教会でした。
しかしオーケストラの大人数を収容できる楽屋などはもちろんなく、教会裏にテントや簡易トイレが設置されたのでした。仕方ない事とは言え、少しテンションが下がったのも事実…
コンサートは無事に終わり、これからまた長いシーズンが始まります…