大島莉紗 〜パリ国立オペラ座からの便り〜

パリ国立オペラ座管弦楽団のヴァイオリン奏者によるブログ。

指の骨

1年以上前から違和感を感じていた左手の人差し指。そこまでの痛みはないけれど、強ばる感じや関節の違和感。もしかするとリウマチ?と思いながらもやり過ごしていましたが、ここ最近かなり痛みが強くなり、演奏するにも支障が出る様になったので、医者に行く事にしました。

 

フランスは日本と違い、かかりつけ医を通しての紹介がないと専門医には行けないので、まずはいつもかかりつけ医に。

 

コロナの前までは、よく風邪を引いたり腱鞘炎になったりとお世話になり、私の顔を見ると何日休みたいの?とまで言われる程でしたが、今は仕事も少ないし、マスクもしているので風邪にもならず、腕の痛みもなく、ずっとご無沙汰していました。

 

診察とはいえ、外から指を見る事しかしない以上何もわかりません。消炎剤を飲んでも効かなかったら、レントゲンを撮って専門医へ行きなさいとの事でした。

 

幸いレントゲンでは全く異常がなく、今は専門医の予約を待っている所です。

こちらはそれぞれ機関が違うので、撮ったレントゲンは全て渡され、自分で専門医へ持って行きます。そこで家に帰り自分のレントゲンを見ていると、面白い発見が。

 

左手は弦を押さえるので、指先が固くなり斜めに切った様に変形しているのですが、骨までが同じ様な形に変化していました。

今までも首や肩、背骨など、整列がずれたり、変形したりはしているのですが、この様に骨自体が削ってもいないのに変形するのだという事は知らず、体の不思議、そして習慣の恐ろしさを感じ、何とも言えない気持ちになりました…

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